タウンボックス ミニキャブ エンジン異音(カラカラ音) エンジン積み替え

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タウンボックス U61Wノンターボ車 平成14年式 走行20万km 
エンジンからかなり大きなカラカラ音がします。  圧縮はOK オイルパンを外してコンロッド大端部のメタルを見てみたら少し摩耗してました。 しかしこんな大きな音が出るほど酷くはないです。
インジェクターのカプラーを1個づつ外して音の変化をみましたら、NO3を外すと音がましになりました。
メタルではないとするとNO3のピストン関係のようです。

オイルパンの底にはアルミフレークがたまってます。 明らかにどこかがやられてます

親メタルも下半分だけ見てみました。 これは4個とも大丈夫です。

ロッカーアームも汚れてはいますが大丈夫です。

カムシャフトもジャーナルに少しカジリが有りましたが、まあ大丈夫でしょう。

シリンダーヘッドを外してみました。

NO3のピストンが焼付いていました。 2ndリングは固着してます。 これはひどいですね。

シリンダー側も傷が入ってます。 このエンジンは諦めてエンジンを積み替えます。

U61Wタウンボックスのエンジンは、なかなか程度の良いのが無くてミニカのエンジンを使います。
走行6万kmのエンジンです。

パーツリストで共通部品をピックアップして使える部品と使えない部品を分けます。
ミニカのエンジンをタウンボックスに積むためには少し手間がかかります。 いらない部品を取り外します。

ブロックのネジ穴は基本的には同じですが、タップでネジが入りやすくします。

窓からフォークリフトの爪を入れて、チェーンブロックで吊ります。

エンジンの積み替えはいろんなやり方が有りますが、チェーンブロックで吊るのが一番好きです。

ミニカのエンジンを積み込みます。  オイルシール等はすべて交換してます。

タイミングベルトは新品交換します。

タペットクリアランスの調整もします。  

ついでにミニキャブ、タウンボックスでよくある修理です。
ヘッドライトがグラグラになるのと燃料ゲージが狂うのも修理します。
ヘッドライトのピンが刺さるグロメットがすぐに緩くなります。

このプラスチックのグロメットを交換するとしっかりします。

燃料計が正確に表示されないのはヒューエルゲージセンサーです。
はずして抵抗値を測るとやはりおかしいです。 フロートを触っただけで抵抗値が50Ωから80Ωに変わって
しまいます。 正常値は 3Ω~100Ωくらいです。  

左の白いのが新品です。 形もかなり変わってます。 フロートレバーの形状も違います。
対策品になったのでしょうかね。

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