パジェロミニ エンジンかからない H58Aターボ 

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パジェロミニのエンジン不調修理です。

初爆がありません。 プラグに火は飛んでるようです。
プラグが濡れてないのでヒューエル関係から見ていきます。
ヒューエルポンプ点検  リアーシート下にサービスホールが有りカプラに直接電気を入れて
作動点検します。 結果OKでした。
ヒューエルホースの燃圧を見ます。 燃圧もOKでした。
スロットルボディに直接パーツクリーナーを吹きかけながらセルを回してみるとエンジンはぶるっと回りました。
この場合、たいがいクランク角センサー異常でECUがクランク時に燃料を止めてるケースです。
クランク角センサーが完全に壊れたらダイアグに出ますが、ダイアグに出ない事もありえます。
この車はダイアグのエラーコードは出てませんでした。
クランク角センサーのカプラーをテストリードで繋いでハンディオシロのプローブを付けます。

正常ならこんな波形です。

ハンディオシロで見た波形は下のような波形です。 なんか変ですね。 

正常なパジェロミニの波形も念のために見てみました。これならサービスマニュアルの波形と似ています。

とりあえずクランク角センサーを交換してみます。 H58Aはタイミングカバーを外さないと交換できません。
ターボへ行くクーリングウォーターラインも外します。 

この車は走行6万km代なのに経年劣化なのかタイミングベルトにささくれが出てます。 10万kmまでもたないかもしれません。 ついでに交換します。

オイルポンプのスプロケットを外してオイルシールを点検します。 外すにはスプロケットに適当なサイズのベルトをかけてレバーで張りながらナットを緩めます。 

ウォーターポンプのプーリーも同じようにして緩めたり締めたりします。

クランク角センサーを交換してエンジンは少しかかりますが、まだ調子悪いです。
インマニのプレッシャーセンサーやスロットルポジションセンサーも点検しましたがOKでした。
インジェクターの抵抗値もOKでした。  ハーネスも点検します。
ECUのカプラーで各インジェクターの抵抗値もOKです。

インジェクターをデリバリーパイプごと取り出して噴射テストをしてみます。 各インジェクターに直接電気を
入れて作動テストです。  なんと4本のうち3本は作動不良を起こしています。
これは珍しいケースです。 同時に3本が壊れるなんて普通は想定しません。
長期間エンジンをかけずに放置してたのかもしれません。 インジェクターを交換すると調子良くなりました。

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