草刈り機修理 いろいろ 

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キャブレターOH ワルボローWYからWYKへ変更

背負い式草刈り機 ゼノア エンジン不調とガソリンタンク破損の修理です。

 
 
 
 
 
 
 
草刈り機に一般的に使われてるキャブレターはワルボロのダイヤフラム式ですね。
これはWYのキャブが付いてました。  ガソリンがエアークリーナーから漏れてきます。
オーバーフロー状態みたいです。 

 
 
 
 
 
 
左がWY 右がWYK です。 たまたまジャンクから取っておいたWYKがあったので
これをOHして載せ替えます。

 
 
 
 
 
 
 
このWYキャブは以前にもOHして部品替えてるのですが、 オーバーフローは直りません。
エンジンを止めてても漏れてきます。
ダイヤフラムとニードルバルブを変えても直らないので、あきらめてWYKと交換します。
この草刈り機はタンクがエンジンの上にあるので余計にオーバーフローしやすいのでしょう。 タンクが下だと重力の関係でエンジンを止めてたら漏れてこないです。
 
 
 
 
 
 
 
 
ワルボロ純正品を買ってみました。 使わない部品の方が多いです。

 
 
 
 
少しWYKの方が短いです。 取り付けネジのスパンは同じです。

 
 
 
 
 
 
 
 
仮付けして試運転してみたら快調でした。

 
 
 
 
 
 
タンクにヒビが入って燃料が漏れてました。  プラが劣化してたので手でむしると簡単に穴があきました。 これは修理不可能です。  ジャンクのタンクがあったので交換します。

 
 
 
 
同じ形状のタンクはなかなか見つからないので弁当箱タイプに交換します。
背負い式の背中の部分に付くタイプです。 適当な板を当ててステーを付けます。

 
 
 
 
 
 
背板の鉄板に取り付けます。

 
 
 
 
 
 
 
 
燃料パイプの入るところはホールソーでカットしました。

 
 
 
 
 
 
 
セル付ですがバッテリー外してます。  WYKにキャブを替えて快調になりました。
WYKはWYに付いてない混合気の濃さを調節するネジが付いてます。
 

ゼノア 草刈り機 BC340F/HA340E G3Kエンジン
燃料フィルターからガソリン漏れ

ナイロンカッターで草刈りする時は、この34ccの馬力のある草刈り機でやってます。 トルクが有るので回転をガンガン上げなくても余裕で草が刈れます。
今回は燃料タンクからガソリンが漏れてきたので修理してみます。





燃料タンクの穴にゴムのグロメットで燃料フィルターと一体ではまり込むタイプです。ゴムの部分が溶けてボロボロになってしまってます。  





ほぼ同じでした。 グロメットの穴にはまる部分の径は23.7mm
タンクの穴の径は23mmくらいです。
 ゼノアG35L G45L G4K BC3410 BC4310 TANAKA 328  等に適合するらしいです。  G3Kは書いてなかったですが大丈夫でした。同じエンジンでもタンクが下に付いてるタイプには適合しません。






潤滑油を塗って慎重に入れないと劣化してるタンクが割れたら泣きます。
ガソリン満タン入れて漏れが無いことを確認しました。
G3K燃料タンク交換はこちら

G3K 突然エンジンがスコンと止まる

低回転で作業してると突然エンジンが止まり 再始動ができない。 しばらくすると再始動できるけどまた止まる。
再始動できない時はプラグに火花が出ていないので点火コイルを疑いました。





G3Kの点火コイルは年式かタイプによってイグナイター別付けのと内蔵型とあります。当方のはイグナイターが別に付いてました。 コイルの一次側抵抗値は0.8Ωくらいで問題なさそうです。 2次側は∞で導通無しになってます。
コイル内で断線してるみたいです。 プラグコードを抜いてコイルの2次側端子とアースでも∞なので断線は間違いないようです。 





同じG3Kエンジンのコイルと比べてみたら 1次側はどちらも0.8Ω 2次側は40kΩと∞でした。 40KΩが正常値みたいです。 同じG3Kでも左のはタンクが下に付くタイプで右のはタンクが上でエンジンが逆さまに付きます。




コイルがクラッチカバー側に付くのでギャップ調整がむつかしいです。 ていうか調整の仕方がわかりません。
とりあえずギャップ無しくらいで取付ネジを緩くしめてクラッチカバーを取り付け、フライホイールを回して当たり加減を見て再度クラッチカバーを外して少しずつギャップを拡げてフライホイールと当たらないくらいにして本締めしました。 普通ハガキ一枚分のギャップって言いますが紙を挟んでやってもいいかもしれません。
クラッチカバーのゴムの蓋を外して紙を挟んだままフライホイール側に押して位置決めするのかもと思いました。









充電式草刈り機修理

ジャンク不動のコードレス草刈り機を修理してみます。症状は刃が回らないのと刃がグラグラしてます。






モーター部を分解してみました。 刃が回らない原因はモーターに行く配線が端子の所で焼けてました。 モーター単体で電源をつなぐと元気よく回りましたので配線の問題だったみたいです。 刃がグラグラするのはベアリングがガタガタになってました。 ベアリング交換で直りそうです。





端子が接触不良で火花が出てたようです。 





配線を修理しました。 





ベアリングを交換するにはギアを外さないといけません。 ギアーはおそらく焼嵌めになってるようです。 2本爪のギアプーラーでは外れませんでした。






強度のあるギアープーラーで外しましたが、かなり固く嵌ってます。
キー溝がないので固く入れないと回ってしまうのでしょう。






6000番のベアリングが入ってました。 モノタロウなら200円くらいですが、
ホームセンターに置いてあったので倍くらいの値段で買いました。





ベアリングは軽く嵌りましたが、ギアは少しバーナーであぶってから入れました。





温めるとすんなり入ってくれました。 





これで完了です。 試し刈りをしましたが、普通に刈れました。
この草刈り機は  RLGC-144A   B-share ホームセンター コメリで販売されてるモデルのようです。 14Vなので少し非力ですが、住宅街の小さな庭程度なら音も気にせずに作業が出来ていいです。 心配していたバッテリーは大丈夫みたいです。 





刃はリョービの160mm 8枚刃が使えます。  鉄板はあまり焼きが入ってないのですぐに摩耗しますが、グラインダーで削れば再生します。 






TIGER 草刈り機 TD-2 修理

TIGER 背負い式刈払い機 TD-2 エンジン 三菱 T-170 33cc
エンジンかからないので修理します。 33ccはパワーがあるのでワイヤーで刈る時には楽です。 直して使いたいと思います。





まずは洗浄してキャブレターをみてみます





キャブレターはケイヒン製のフロート式です。 ニードルバルブが固着してます。 なんとか抜いてみたらニードルバルブの先が腐食してケースの穴に溶けこんでました。 このキャブレターはあきらめて新品と交換します。
中国製の代替品なら1500円くらいで売ってるので交換した方が早いです。





社外品でもほぼ同じです。 エンジンは普通にかかりました。 違うのは燃料ホースのニップルが8mm用で太いのでホースも太いのに交換しなければいけません。 キャブにコックが付いてるので本来付いてるコックを取り外してキャブからタンクに直接ホースをつなぎました。





背負いのベルトが切れてるので修理します。 使ってないベルトを使って作ります。





ミシンでループを縫い付けます。 大型ミシンでもベルト2枚重ねは重たそうです。 針も太いのを使ってます。 最初の出だしは2~3ステッチを手で回しました。 走り出すと後は大丈夫です。





色違いになりましたが直りました。







ロビン EC02 ヘッジトリマー

年代物のヘッジトリマー エンジンはロビンEC02 キャブレターはTKキャブレター 
ちょっと変わってるのが負圧式キャブなのにプライムポンプがキャブに付いてなくて燃料ホースの途中にスポイド式のポンプが付くタイプです。 ワルボロとかのプライムポンプならいくらでも売ってるけどこのタイプは探したけど見つかりませんでした。 ポンプにヒビが入ったらエンジンがかかりません。 エアーを吸い込むので燃料がキャブレターまで届きません。 このタイプのポンプはタンクの燃料をポンプでキャブに圧送して初期燃料を送っています。 ワルボロとかのキャブはプライムポンプでキャブの中を負圧にして燃料タンクから吸い込んできますが、このTKキャブはタンクの燃料を圧送するときにメタリングダイアフラムのボタンを押すとフロートバルブが開いて圧送した燃料がキャブの中を充填しリターンホースからタンクに戻すか廃棄する仕組みみたいです。このヘッジトリマーはかなり古いのでリターンパイプの燃料を廃棄するタイプです。タンクのグロメットは穴が1個だけです。




タンクのグロメットの穴は16mmくらいです。これもなかなか売ってないサイズなのでタンクの穴を19mmに拡げて簡単に手に入るサイズに変更します。あまり拡げるとタンクの角まで拡がってしまうので19mmか20mmが限度です。 ドリルは18.7mmで穴を拡げました。 






手持ちのグロメットを付けてみました。 本当は2穴でいいのですが2穴タイプが有りませんでした。
後日買って交換する予定です。





ロビンEC02のキャブレターと新ダイワのS25のキャブレターが同じでした。 どちらもTKキャブでプライムポンプ別付けタイプです。 ベンチュリー径も10φ 違うのは燃料タンクからのインレットパイプの太さです。
新ダイワの5mmくらいでかなり太いので普通の内径3mm~3.5mmのホースは入りません。これはスポイド式のホースの種類が違うので径がちがうのでしょう。 今回はこのパイプを5mmから3.5mmに変更します。
パイプ内にチェックボールが入っています。 使ってない時に燃料がタンクに落ちるのを防いでるのかな?
再始動がやりやすいとかかもしれません。外してみてもあまり変化なく使えてました。





チューブ径変更のニップルを旋盤で作りました。 





パッキンを交換する時はこの穴のゴムパッキンも交換した方がいいです。 
1個の穴は負圧の脈動でポンプを動かす穴でもう1個は燃料をキャブに送りだす穴です。





今回は試しにスポイドホースの代わりにチェーンソ用のプライムポンプを付けてみました。
リターン側に付けてタンクに吸い出します。 燃料タンクからキャブに行くホースに付けてもいいのですが、
実際にやってみるとプライムポンプからなぜかエアーを吸い込みます。黄色いホースでやってみるとエアーが入るのがよくわかります。エアーの泡がキャブに入ると回転数に変動が起きます。リターン側だとエアーが入っても大丈夫です。




このTKキャブのメタリング調整の基準値がわからないのでとりあえずワルボロのWLAで合わしてみたらエンジンはかかるけど2~3秒で止まります。 WLAよりメタリングレバーの厚みくらいレバーを外側に曲げてみると丁度いい感じになりました。 






ロビンEC02 やシンダイワS25 のキャブレターはおそらく入手困難になってきたので、スペア用に中華のキャブをAmazonで買ってみました。 プライムポンプ付きです。 サイズはちょっと違いますが取付ピッチはどちらも32mmなので付けることは可能みたいです。 





致命的な違いが有りました。 インレットパイプがエンジンと干渉して入りません。 エンジンカバーは切り取れば行けそうですがエンジンの部分は切り取るわけにはいきません。





インレットパイプの反対側に穴を開けてインレットパイプを180度方向を変えれば付きそうです。
ちょうど穴を開けてよさそうになっています。





インレットパイプを抜いてアルミの丸棒をはめ込み芯だしをします。この丸棒は旧インレットパイプの穴埋めに使います。 芯がでたら丸棒を抜いて一気にドリルで穴を貫通させます。 実は穴を貫通させたらインレットから弁を通ってポンプフラム室に行く通路が出てきてしまいました。その部分はアルミのパイプを突っ込んで補修しました。
貫通穴は3mmくらいにしておけばよかったです。 新しいインレット部の深さ5mmくらいだけ4.8mmで拡げればいいです。




インレットパイプを反対側に刺して旧インレットパイプ穴を塞ぎました。これで取付はできそうです。






カバーを少し切り取って無事取付できました。 中華のキャブはスロットルワイヤーが調整できないタイプだったのでピストンバルブのキャップ部のみ古いのを使いました。後は2穴のグロメットと燃料ホースを交換したら完了です。 昔のロビンエンジンは武骨感が有っていいですね。エンジンカバーもオール金属です。


















3件のコメント

  1. TD-2について
    ギャーケースベアリングが不良になりました、
    ギャーケースがシャフトから外れません取り外し方教えて頂けますか?

  2. 普通の草刈り機なら簡単に抜けるのですが、当方のタイガーもやってみたら抜けませんでした。
    締め付けネジを外して位置決めイモネジを外して外そうとしたら何かが引っ掛かってる感じで抜けませんでした。
    あんまり強くすると壊れそうなので諦めました。 

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