トレッカー 故障車牽引用 ハイトレッカーGLX-7 故障車を牽引して持って帰るのに便利だと思いトレッカーを買いました。 程度の悪い中古だと数万円で買えます。 積車をレンタルすると数回使うと 元がとれますね。 軽トラで持って帰ってきましたが重量180kgあるので積むのが大変でした。 パジェロミニをアベニールで引っ張ったとこです。 バックは難しいです。 大型トレーラーのバックより難しいです。 昔、大型トレーラーに乗ってたことがあるのですが、これは別物ですね。 フルトレーラーでも最近はセンターアクスルとかドリーロックが付いてたりしてセミトレーラー感覚でバックできますからね。 セミトレのバックは普通の車の逆にハンドルを切ればいいのですが、これのバックは最初に普通の車のようにハンドルを切ってすぐに戻していかないとジャックナイフになります。 ハイトレッカーとトレッカーの違いは、ハイトレッカーは動かない車でもウインチで上げることができます。 タイヤを乗せる台が地面までスライドして降ります。 ウインチで台を巻き上げてロックがかかればロアアームにフックをかけてウインチで引っ張り固定します。 地面より高く上がるのでタイヤも8インチが付いてます。 これからトレッカーをメンテナンスしていきます。 慣性ブレーキは完全に固着していてびくともしません。 ロッドとパイプがさび付いてしまってます。 パイプを切って中のロッドを見てみましたが、さび付きが酷いです。 ロッドをパイプごと切断してみましたが、全然動きません。 ハンマーでたたいてブレーキ側のロッドはなんとか動きました。 スプレー潤滑剤は大量に使うと高くつくので特製潤滑剤を作りました。 廃ATFと灯油を混ぜただけですが。 結構使えます。 慣性ブレーキのスライドする部分に大量にかけます。 フォークリフトとパジェロミニで引っ張ったり押したりしたら少しずつスライドしだしました。 50回くらい押したり引いたりしてたら軽く動くようになりました。 このプレートは慣性ブレーキを使いたくない時用のロックプレートです。 慣性ブレーキを効かしてる状態です。 何センチかスライドしています。 スライドした分、このロッドが押されてブレーキが効きます。 上の画像のプレートがドラムブレーキと繋がってます。 タイヤは一見大丈夫そうですが 裏側は酷いことになってます。 これではバーストしてしまいます。 ブレーキライニングは剥がれています。 メーカーに在庫はあるみたいですが、2枚で15000円らしいです。 内側のオイルシールとベアリングです。 これも交換です。 ベアリングとオイルシールは番号で調べるとMONOTAROで買えました。 オイルシールは欠品で1週間くらい かかりそうです。 サンダーとワイヤーバフで錆を落として、シャーシレッドを吹きました。 裏側は錆が酷いです。 錆びないように念入りに吹付ました。 慣性ブレーキのロッドは切ったので長ナットを溶接してつないでます。 ハブのシャフトは比較的綺麗です。 グリスはかなり劣化していましたが。 インナーのベアリングとオイルシールを鉄棒でたたいて外します。 インナー側のベアリングレースは残っています。 棒では引っ掛かりがないのでマイナスドライバーの 長いのでレースにかけて叩き出します。 アウター側のベアリングレースです。 思ったよりも軽く抜けました。 新品のレースを入れます。 インナー側のレースも入れます。 丁度いいサイズのパイプがあったのでパイプで叩き入れます。 プレス使うほどもなく軽く入りました。 新品のタイヤとチューブが入りました。 ブリジストンの4.00-8 6PR TRAILERとなってます。 合わせホイールも錆が酷かったので錆を落としてシャーシブラックで塗装しました。 外側にくる2枚だけはシルバーで塗ります。 ハブを仮付けしておきます。 まだオイルシールとブレーキライニングが入ってないので部品が来るまで 動かせるように仮にタイヤを付けておきます。 ハブボルトのトルクは元々付いてあったボルトが 手で回るくらい緩かったので、緩めた時のトルクは参考になりません。 ハブに少しロードが掛かるくらい でしょうか。 部品が来るまでしばらく置いときます。 部品が来たので作業再開します。 まずはオイルシールを付けます。 グリスを注入します。 ブレーキライニングは目黒ライニング商会さんで張り替えてもらいました。 錆でボロボロだったのに綺麗になって帰ってきました。 値段も安くて助かります。 ライニングを取り付けます。 ドラムも錆が酷かったのでペーパーホイールで磨きます。 タイヤを乗せる台を付けます。 結構重たいのでフォークで吊りながら付けます。 ローラーをフレームの溝に入れて、ピンをフレームの上を滑らします。 これでトレッカーのメンテナンスは完了です。 トレッカー 初仕事が自分の車の故障でした。 出先でいきなりウォーターポンプの シールから水漏れです。 何の前兆もなくいきなりだったので驚きました。 出先で水を入れてもじゃじゃもれです。 車をトレッカーに固定するのはこのワイヤーの先についてるフックをロアアームに留めて ウインチで巻きます。 積み下ろし時はウインチの後ろ付近にあるボルトを緩めてくの字にします。 車を固定してるワイヤーをはずしてトレッカーの台車にウインチをかけます。 ロックを外してウインチを緩めると車が台車ごと滑り降りていきます。 完全に降りたところです。 今回は20kmくらいの引き取りだったので時速40kmくらいでもそんなに大変ではなかったですが、長距離は無理でしょう。 牽引中はタイヤを台車に タイダウンで固定して、メンバーと台車も念のために固定しました。 トレッカーとヒッチメンバーも念のためにワイヤーをかけました。 トレッカーで走るのは道が空いてる夜中がいいですね。 ゆっくり走っても迷惑にならないし。 夜用に青の回転灯を付けました。 天井にマグネットで付きます。 電源はシガーからです。 バッテリーが無い場合とかトレッカー単体の時は前の車から電源を 取ります。 トレッカー単体の場合は振動が激しいのでマグネットでは 落ちてしまいます。 透明ビニールテープでシャーシに巻きつけます。 乗せる車のロアアームとトレッカーを固定するワイヤーが劣化してます。 フックのアイの所のストランドが切れてます。 補助の固定があるとしても、ワイヤが切れたら危ないのでワイヤーを交換します。 8mmワイヤーにフックをアイスプライス加工してもらっても合計2000円ほどでした。 意外と安かったです。 古い固定ワイヤーを抜いて、新しいワイヤーを入れます。 中心点で二つ折りにして中心点から入れていきます。 穴の中を通って下にある2か所の棒状の間をS字に通します。 8mmワイヤーを通すには少し角度が鋭角です。 太い針金のかがり棒でワイヤの中心点を引っ張り出します。 台車は回転させて後ろ側を前に持ってきた方がやり易いです。 ワイヤが通ったらまた回転させて戻します。 トレッカー単体の時はワイヤがたるんで巻きこんだりすると危ないので 留めておきます。 セフティーチェーンも付けました。 12mmのチェーンはさすがに太いです。 パジェロミニにヒッチメンバー取付け トヨタのカルディナ用のヒッチメンバーが手に入ったので、 日産アベニールPW11に付けようと思ったのですがマフラーの逃げが全然合わなかったので諦めてパジェロミニに付けることにしました。どちらもマフラーが右のサブフレームの下にあるので厄介です。 右側はタイダウン用のフックがあって邪魔です。 取り外してしまいます。 スポットで何か所か留まってるだけなので強度はないです。 カルディナ用のステーはマフラーに当たるので少しカットします。 10mmの鉄なので高速カッターで気合入れて切りました。 切り取った切れ端は補強のために溶接で付けます。 補強になってるかどうかわかりませんが気休めです。 右側はサブフレームのリアエンドに穴を開けてナットを入れます。 板にナットが付いてるタイプです。 M10の細目です。 サブフレームは左側は牽引フックが付いてるので補強が入ってますが、右側は補強が入ってないのでアングルを当ててサブフレームが曲がらないようにします。 作業の順番は前後しますが、ステーの位置を少し変えたいので横にドリルで穴を開けて長穴にします。 穴が二つのヒョウタン型のくびれ部分はエンドミルをボール盤に付けて削りました。 平ヤスリより確実に早いです。 マフラーとの間隔はぎりぎりです 左側は牽引フックがM8のボルト4本で付いてるので、そのボルト穴を使います。 牽引フックはL型のステーを取り除きます。 牽引フックは先の方が邪魔なので適当な所でカットします。 カルディナのステーは下から2本のボルトで留め、牽引フックを横からボルト2本で留めます。 ステーと牽引フックもボルトで留めます。 ヒッチメンバーの角パイプはパジェロミニには長いので切ります。 高速カッターは直角に切るのは難しいので慎重に切りました。 タグマスターのパイプは肉厚です。 端のステー部は使うのでもう一か所切って短くします。 短くなった角パイプに端のステーを溶接します。 4か所仮留めして、本溶接は知り合いの溶接屋さんにお願いしました。 ここが折れたら洒落になりませんから。 錆び止めを塗ります。 取り付けた状態です。 バンパーを少し切ってヒッチのレシーバと電気のプラグが出るようにします。プラズマカッターで適当に切ってみました。 あまり目立たなくていいです。 タグマスターはヒッチマウントのサイズが50mmみたいですが、 下のステンレスのはインチサイズで50.8mmみたいです。 タグマスターのレシーバーには入りません。 ボールはどちらも2インチです。 トレッカーをつなげてみました。 ちょっとヒッチボールの高さが高いです。 ストレートタイプのヒッチボールマウントを付けたらちょうどいいかもしれません。 しかし上の画像のストレートタイプは2インチサイズなのでタグマスターのヒッチメンバーには入りません。 しかたないので少し削ります。国産タイプは50mm角です。 アメリカサイズは50.8mmなので0.4mmずつ削ります。 このヒッチボールブラケットはステンレスなので削りにくいです。 荒目のグラインダーで荒削りして徐々にグラインダーを細かくしていきます。 最後はこのペーパーディスクで仕上げました。 ピンの入る穴も少し小さいですし、穴の位置も合わないのでドリルで穴を開けます。 普通は17mmφくらいなのですが、このヒッチボールブラケットは15mmφでした。 16mmのピンが入らないのです。 その上、タグマスターはボールブラケットがあまり奥まで入らないのでメンバーの穴の位置までブラケットを入れられませんでした。 ブラケットを切って短くしても良かったですが、穴を開けなおしてブラケットの飛び出し長さを長くした方が便利かなと思いました。ステンレスの穴あけなので少しずつドリルを大きくしていきます。 ボール盤は最大13mmしかくわえられないので15mm、18mmφはノスドリルを使います。 刃を傷めないように低速で削ります。 インバーターで30HZくらいです。 他の車に使うときは左の穴を使います。 タグマスターの時は右の穴です。 スペアタイヤより少し出るくらいです。 投稿ナビゲーション アベニール W11 ヒッチメンバー取り付け5ナンバーを4ナンバー登録 アベニール 構造変更 コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 Δ このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。