トラック荷台修理 簡易クレーン取り付け タイタンダッシュ タイタンダッシュ 1.5tonトラック 荷台が錆びて穴だらけだったので修理してついでに簡易クレーンを取り付けました。 簡易クレーンは以前にタイトエーストラックに付けようと思ってたのですが、このトラックは荷台を作り替えるのでついでにクレーンの取り付け出来るように荷台を作りました。 簡易クレーンと言っても1トンくらいの吊り上げ能力があるので荷台にボルト止めとかでは強度が心配です。 シャーシに直接取り付けるようにしました。簡易クレーンの整備ページは https://kobashiengei.com/maintenance-automoble/7648/ 鉄板張りだったので鉄板を剥がすと荷台鋼板は錆びてスカスカ状態でした。 鉄板と荷台鋼板の間に大量の砂が詰まってました。砂が雨で湿って錆を早めたのでしょう。 リア側は特に酷い状態でした。 バックホーの爪が鉄板の継ぎ目に引っかかって継ぎ目が開いてしまい開いた隙間から砂が押し入れられてたようです。 荷台鋼板は大量のスポット溶接で付けられてるので1個ずつスポットドリルで外していきました。 スポットドリルよりも普通のドリルをローソク研ぎにした方が良さげでした。 荷台鋼板の皮一枚残してドリルで削ります。 削り過ぎると根太のアングル材まで削ってしまいます。 普通ならスポット溶接の位置は丸い跡が付いてて分かるのですが錆びてるので位置が分かりません。グラインダーで削って位置を確かめながらドリルを入れます。 タイタンダッシュは積載量1.5トンだけど 850kg積みのボンゴと同じような作りです。 キャンターとかエルフなら木の根太が入って丈夫な作りなんですが。 根太は1.5mm厚のZ型アングルです。 波型の鋼板で強度を出してるのでしょう。 鋼板を剥がすと強度も無くなってしまいます。 荷台をシャーシに取り付けてるボルトは8本です。 その内の前と後ろの4本を留めてる根太が錆びてしまってます。 前後の根太は角パイプをサイドチャンネルにボルト留めします。 ステーを溶接しました。 サイドチャンネルは角パイプを切って作りました。 追加の根太もサイドチャンネルにボルト留めします。シャーシには固定しませんでした。 クレーン下の根太だけシャーシに固定します。 クレーンとシャーシの間に角パイプが有るので角パイプに穴を開けて鉄のスペーサーを入れます。 シャーシとクレーンをボルト締めしても角パイプが変形しないためです。 鉄の端材 短かったので溶接して長さを出しました。 角パイプの高さと荷台の下敷きのコンパネの厚みです。微調整はシムを入れます。 小型トラックはシャーシが水平になって無くてミッションの辺りで下方向に下がって行きます。 なので元々荷台を留めてるステーにクレーン前部を付けます。 クレーン後ろ側はシャーシ取り付け位置にミッションメンバーのパイプが有るので穴を開けて逃がします。 運転席側は燃料タンクが邪魔なので取り外します。 燃料ホースも干渉するので取り回しを変えます。 クレーン後ろ側のステーを付けました。 ボルトで留めたかったのですがシャーシの裏側は袋状になってて無理でした。 ボルト2本は既存のボルトで留めて後は溶接しました。 下張りのコンパネとスペーサーの高さが同じになるようにシムを入れて調整。 上に鉄板を敷いて位置合わせ。 鉄板をサイドチャンネルに溶接。 隙間は丸棒を溶接して調整。 錆止め塗装。 黒皮の鉄板って皮剥くのが面倒ですね。少々高くても剥く手間考えたら磨き鉄板の方が得かも。 鳥居を付ける前に排気漏れがあったエキマニのガスケットとタペットカバーパッキンを交換します。 エキマニの遮熱板のボルトはやはり固着してるのとボルトがなめてるので7本中3本で難航しました。これって荷台が付いてたら大変だったかもしれません。 鳥居外すのも簡単には外れません。鳥居と荷台は両サイド ボルト4本 荷台鋼板と鳥居が8本で付いてますが、エンジンの遮熱板が鳥居と荷台につながって付いてるので遮熱板も外さないと鳥居は外れません。 鳥居を外すのなら荷台ごと外した方が早いかもしれません。 なめたボルトの頭に溶接でつかみ所を作りモンキーで緩めました。 スペースが有ればナットとか棒とか溶接出来るのですが、狭い所では難しいです。 鳥居が少し曲がってたので修正します。 ハンマーで叩いてもびくともしません。 フォークリフトとレバーブロックで修正しました。 クレーンを乗せて位置合わせ。 キャビン サビ落としと塗装 フロントパネルがかなりへこんでたので引っ張りだしました。 鉄板の端にぶつけたように一直線にへこんでたので長い棒で少しずつ出しました。 あちこち錆びてたのでキャビンを全部塗ることにしました。 野外塗装なので風、日差し、虫が問題点です。 風があまりなくて暑くなく虫が少ない日中はあまり無いです。PG80のウレタン塗料に超遅乾シンナーで塗りました。 虫対策は蚊取り線香を焚き夕方~夜は避けます。 バッテリー上がり 暗電流 バッテリーがすぐに上がりバッテリー交換しようと思いましたが、念のために暗電流を測ってみたらなんと0.47Aも流れてます。 キーOFFでもキー抜いても流れてます。 どこかで漏電してますね。 とりあえずヒューズを1個ずつはずして暗電流を測ったら ROOMの10Aを外すと暗電流が0.03Aまで下がりました。 オーディオが付いてましたがその配線もルーム系です。 オーディオのカプラーを外すと暗電流が下がりました。バッテリー常時の電源がオーディオ内部でショートしてるのかもしれません。 ROOMのヒューズを外すと、エンジンチェックランプが点灯します。 これは知りませんでした。クラッチペダル上辺りのOBD2のカプラーに12Vが来なくなります。 診断機を付けても反応しません。 ROOMのヒューズを入れると診断機が反応しました。チェックランプも消灯してます。 平成16年式のタイタンダッシュ TC-SYE6T 2000ccガソリン車 はOBD2に対応してませんでした。MAXIDAIAGの場合はMAZDAモードでトラブルコードは呼び出せました。 エンジンルームにマツダのダイアグカプラーも有ります。 TEN端子をアースして FEN端子に12Vとアナログテスターで見る方法は出来ないようです。 FEN端子に端子が付いてません。 診断機が無い場合はどうすればいいのでしょうね。 来週車検に持って行く予定だったのでチェックランプが点いた時はあせりました。 ROOMのヒューズが原因とは。 ブレーキドラム清掃 タイタンダッシュのリアドラム Wタイヤなのでドラムを外すにはアクスルシャフトを抜きます。 穴あきプレートを外すとテーパーベアリングを押さえてるナットが有ります。 これはベアリングのプリロード調整用なので簡単に外れます。 これでやっと清掃ができます。 プリロード調整後穴あきプレートを付けます。 穴を位置が合わなければ反対向きに付けるといいのかな。 ボールジョイントのブーツ交換 左右ともブーツ破れてます。 あまりやりたくない作業です。 タイタンダッシュもボンゴと同じようなボールジョイントです。 ブーツは共通です。 ボンゴで使ったプーラーが役に立ちます。 ナックル付けたままでもできますが外した方がやりやすいです。 錆ついてるのか結構固く嵌ってます。 ナックル外した方が横からたたきやすいです。 たまたまちょうどいいサイズのベアリングレースが有りました。 マフラー出口のパイプでも丁度合うらしいです。 ロープ通し枠取付 ロープ通し金具の一番安いのを買ってみました。メッキではなく鉄の生地だったのでさび止めに白を塗りました。 位置決めしてプラズマカッターで切り抜きました。 タイタンダッシュやボンゴのアオリは平面ではなく曲面なので市販のロープーホールではピッタリとは付きません。ボロの荷台なので気にせずやりました。 すこし金具を曲げてアオリの曲面に合わすようにしましたが、どうしても隙間はできてしまいました。 202401151008 砂利を積んだらロープホールからこぼれるのでアルミ板で蓋を付けました。 202401151007 トラックのリアバンパーに付ける反射板を切って作ったので横から見ると夜間に光ります。 リアあおり交換 2024/7/26リアのあおりがかなりボコボコなので交換します。 エルフの2トンのリアあおりと交換しようと思います。タイタンダッシュのリアあおりは年式も古いので中古で綺麗な掘り出し物はあまり見つかりませんでした。エルフなら新車外しとかでもそんなに高くはないです。中古ならさらに安いです。ただ加工が必要です。 ヒンジの位置とピンの太さが違います。 タイタンダッシュにエルフのヒンジ受けを付ければいいだけかと思いきや。幅がエルフの方が少し大きいです。 そのままだとサイドのあおりに当たって閉まりません。なので幅を少し短くします。 本当なら左右両側を切って短くするのがいいですが面倒なので左側だけ切って詰めます。溶接部を外しました。 18mm切り落として溶接止めしました。 アオリ止めレバーの取り付け位置も変えました。 ヒンジの位置が違うのでヒンジ受けを交換します。 溶接で付けてしまってるので外すのが面倒です。 下地を切らないように慎重に外しました。 ヒンジ受けを溶接しました。 あおりを下ろしてみるとサイドあおりの固定用ステーと干渉して最後まで下がりません。 サイドアオリ固定用のステーを外しました。 スポット溶接で付いてたのでスポットドリルでもみました。 エルフのサイドアオリステーに替えたら干渉しなくなりました。 サイドアオリのステーのロックを作りました。位置決めしてから溶接します。 リアあおりを交換したらサイドあおりも気になってきたので塗装します。 思ったより時間がかかってしまいましたがとりあえず完了です。 アオリ内側の錆が酷い部分はロックのメタルアーマーというプライマーを塗ってからH-Sフィラーを塗って最後はPG80のウレタンで塗りました。その後錆が浮いてくるか観察してみます。 投稿ナビゲーション 旋盤再生 塗装旋盤 横送り台形ネジ修理 コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 Δ このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。