溶接機 いろいろ

Loading

溶接機修理 いろいろ

MILLERMATIC35 

30~40前のアメリカ製 MILLERMATIC35 半自動溶接機です。 崖から落としても壊れないと言われていた溶接機。 一応今でも使えます。 ただ消耗品が手に入りにくいので手を加えていきます。




ノズルチップは消耗品なので手に入らないと困ります。EBEYとかで手に入るとしても高価になってしまいます。
一番いいのがトーチケーブルとトーチをヨーロピアンタイプの15AK ビンゼルタイプと交換すれば消耗品も安く手に入ります。 本体のケーブル取り付け部をユーロセントラルコネクターにすればビンゼルタイプのトーチケーブルが付けられます。amazonで3000円くらいで売ってます。 しかしトーチケーブルを買う必要があるので今回はトーチの先端部だけをビンゼルタイプにします。





ビンゼルタイプはディフューザーネジがM8の左ネジです。 MILLERMATIC35はNPT1/8ネジなので
変換プラグを作ります。





M8細目の左ネジとNPT1/8を両端に切ってます。 M8のP-1.0は旋盤の親ねじがインチでハーフナットが使えないため24TPIピッチでネジを切りました。ピッチが1.058mmになってしまいますが強度がそんなに要らない場所なので大丈夫かと思います。 





これで先端部は完成しました。 MILLERMATIC35はトーチスイッチの所にガスバルブが付いていてトリガーを引くとレバーがバルブを開けるタイプです。 そのバルブがガス漏れしていたので常時開にしてボンドで漏れを塞ぎました。





マグネットコンタクターのコイルからAC24vを取ってソレノイドバルブを駆動させます。




ガスホースの途中にソレノイドバルブを入れます。 pt1/8の7mmニップルを付けます。
動作テストしてみましたが、普通に溶接できました。 これで消耗品の問題はクリアできました。






202311141011

塗装して少し若返りしました。 トーチケーブルが大昔のタイプなので近いうちにビンゼルタイプに交換しようと思います。




millermatic euro typeのトーチと交換 

2025/6/10
EUROタイプのトーチとコネクターを買ったのでmillermaticに取り付けたいと思います。 今までのトーチケーブルは
太くて重いので取り回しが大変でした。 掃除機のホースくらい太かったです。





古いトーチケーブルを取り外します。 溶接ケーブルはジャックを外部の穴に差し込むタイプでした。




パネルに穴を開けます。元の穴と少し偏芯してるので穴のセンターをずらしてホルソーで開けたいと思います。




鉄板に偏芯したセンター穴を開けてホールソーで開けます。 




コネクターは取り付けできました。 ここまでは簡単でしたがワイヤー給送部との取り付けが少し面倒でした。





取り付けは出来るのですが固定部がワイヤー給送に差し込んでる部分だけなので固定が弱いです。 ワイヤー給送部は
しっかり絶縁されてるので、そこにステーを取り付けたいと思います。




アルミの板にユーロコネクターを圧入してイモネジで固定してアルミ板をワイヤー給送部にボルトで留めます。




ワイヤー給送部にはガス用のニップルがNPTネジで付いてたのでニップルにタップを切ってボルトで固定します。




溶接電気ケーブルはリアクターから22sqケーブルで引きました。




自作のダイスは32sq用だったので端子が入らなくグラインダーで削ってカシメました。




取り付け完了です。 使ってみたら軽くて快適でした。 チップとかの消耗品もビンゼルタイプで安く買えます。


直流インバーター溶接機CT-416 電流が不安定

中国製の直流インバーター マルチ溶接機 CT-416 が調子悪いです。

マルチ機で アーク溶接とプラズマ切断機 と TIG溶接が出来ます。
最近アーク溶接で1mmくらいの薄板を溶接したのですが、 1.6mmの棒で 30Aくらいの電流で
始めたら最初は調子よかったのに途中から突然アークが強くなって穴が開いてしまいました。
6mm位の鉄板に2.5mmの棒で100A位でやったら途中から線香花火状態になったりもします。
いくら腕が悪いとしてもこれは変です。  溶接機におちょくられてる感じでイライラします。
 
 
 
 
 
 
 
 

まずはカバーを外して内部を掃除しました。 エアーで吹くとカメムシの死骸が出てきたけど焦げてる様子

も無いので一安心。 トランス、パワートランジスタ、リレー等 見た感じでは焼けたり割れたりは無いです。
 
 
 
 
 

ダイヤル2くらいで 213Ωです。 MAXで1KΩみたいです。

 
 
 
 
 
ダイヤル4でいきなり 625Ωに上がりました。  ダイヤル5で500Ωのはずなので逆転現象です。
Bカーブなので比例して上がっていくのがふつうです。
 
 
 
 
 
 

ダイヤル7で 832Ω  でもダイヤルを動かすと変な値になったりします。

 
 
 
 
 
 
 
 

電流調節のボリュームを分解してみます。 中華の製品はボリュームがよく壊れます。

ミニ旋盤も回転数調整のボリュームが壊れました。  ブラシが当たるカーボンの部分を清掃しました。
ボリュームの型番は RV28 B102  中国の HUNGYUN製  径28mm Bカーブ 1kΩ
同じ型番のがアリで売ってました。 送料入れて800円ほどです。  ただしアリで買うと到着まで
1か月くらい待たないといけないので困ります。
カーボンの清掃でとりあえずは直りました。 抵抗値もスムーズに上がります。 ボリュームが到着するまでは使えそうです。
 
 
 
 
 
 
 
 

CT416 プラズマカッター アーク出ない

プラズマカッターで鉄板を切ってると突然アークが出なくなりました。
内部を点検するとコネクターが焦げてます。 ここで接触不良してたみたいです。 





コネクターを外して直接基板に半田付けしました。 するとアークが出るようになりました。 






ダイヘン 半自動溶接機 CPXD-350 車輪交換

かなり重たい溶接機です。 地面がコンクリートなら転がるのですが、地道や砂利道では移動できません。
一輪車のタイヤを付けて移動できるようにします。 太めの鉄筋の両端を削って一輪車のタイヤをはめます。





端材の寸法を整えてこれに車軸を溶接します。 




これで悪路でも移動可能になりました。 





ダイヘン オートウェルダー

MillerのSIDEKICKと内部は同じようです。 トーチはダイヘン WTC1822 でワイヤーは0.6mmが使えます。
おそらく昭和の時代にアメリカが自動車板金用に作った物だと思います。それをダイヘンが国内販売したのかな。
薄板を溶接するには便利です。 1mm以下でもなんとか溶接できます。 ボディの鉄板が昔なら0.8mm~0.9mmあったのでしょう。ハイテンとか使ってなかったから溶接で継ぎ接ぎできたみたいですが最近の車は無理かもしれません。 






薄い板を溶接する時はワイヤースピードが結構難しいです。 一定して出てこないと穴が開いたり玉になったりします。 ちょっと最近ワイヤースピードが微妙に変なので点検しました。 ライナーの洗浄して中を綺麗にしましたが、
まだ微妙に変です。




ワイヤー給送モーターの配線にスピコンを付けてみました。 本体のポテンショメータが壊れてるのかもしれません。
これでかなりよくなったのですがモーターのブレーキが効かなくなったのかトリガー切っても少しワイヤーが出てきてしまいます。 



このポテンショメータがおかしいのかな。 アメリカ製みたいですが1KΩのBカーブなので汎用品で使えそうです。






コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください