簡易クレーン取付NO2 

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クレーンに電動ウインチを取り付けます。 元々付いてたLアングルでは頼りないので補強のリブプレートを溶接しました。 

クレーン取付NO1のページ





クレーンのブームにシーブが付いてないので廃材でシーブを付けます。 林業用の大きな滑車を分解してシーブとベアリングを使います。 ちょっと径が大きいかもしれませんが大きい方がワイヤーには優しいと思います。
丁度良いサイズが無かったもんで。100mmφくらいなら良かったのですが180φくらいあります。
ベアリング内径も30φあるのでピンも作ります。








9mm厚の鉄板があったのでシーブを挟む感じで作ります。 溝蓋の縞板なので後で縞を削りまず。





荒く縞を削りました。 高速切断機で切ったので直角が出てません。





適当に直角出しをしてピンの位置をケガキ出来るようにしました。





30φの穴をドリルで開けます。 







ピンはベアリング内径に軽く叩いて入るくらいにします。 







ベアリングにグリスを入れるニップルを付けました。 飛び出してると当たった時にニップルが折れるので沈めて付けます。





長方形角パイプに鉄板を溶接します。 





ブームの先に入れて16φのピンで止めます。 





黄色いフックはウインチを使わない時に直接フックに荷物を付けて持ち上げます。 





スーパーウインチはちょっと幅が広すぎで鳥居との隙間が無くなります。 少しだけ後方にオフセットしました。
ワイヤーのフリートアングルが変わってしまいますが、中間のガイドプーリーをフリーでスライドするようにしました。





ピンをナットで締めたときにベアリングの内輪に当たるシムを作ります。 ベアリングは2個入ってて内側はシールド無しで外側にシールド付きです。 





ピンはスパナが掛かるように2面平行にしました。反対側からカップを付けてボルトで締め付けます。





錆止めを刷毛塗りしました。 





ウインチ電源ケーブル

ウインチの電源ケーブルの取り回しに悩んでました。 superwinch S5000 のマニュアルには AWG3ゲージの電源ケーブルを使えと書いてます。 スケに直すと27sqくらいですね。 このウインチに付いてきた電源ケーブルはAWG2ゲージで約34sqです。 しかしこのウインチはモーターを交換した時にS4000用のモーターを使ったのでAWG6ゲージ 14sqが指定規格です。 しかしS4000とS5000でそんなに違うんですね。 モーター単体のサイズはほとんど同じでしたが。  
ウインチの電源と油圧ポンプの電源と同時に使ってしまうと大電流が流れてしまいます。サブバッテリーを積んでアイソレーターとヒューズを付ける予定です。 

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太い電線をカシメる工具はT型用しか持ってないので丸端子がカシメれるようにダイスを作ってみました。
22sqのケーブルに丸端子を付けようと思ってます。





T型クランプ用の工具なので本来は丸端子はカシメできないのです。 片側だけ凸型で作りました。 





試しに捨てる電線でカシメてみました。 クレーンの油圧ポンプに付いてたキャプタイヤは昔の天然ゴム製シースで皮を剥ぐと完全に腐ってました。 3芯の2RNCT 5.5sq を1本に束ねてました。 絶縁体もボロボロ状態なのでこれは使えません。







ウォームギヤ製作 

ブームの旋回は手で動かしてたのですが、油断すると勝手にブームが回りだして危険なのでウォームギヤを付けてハンドルで旋回させようと思います。 中古クレーンを買った時からウォームギヤは欠品だったので自作します。
ウォームギヤのサイズはモジュール7かと思ってましたが、ダイヤメトラルピッチのDP3-1/2のようです。
ピッチが22.92mmで試作で作ったモジュール7のピッチ22.1mmだと回ることは回るのですが微妙に違ってます。





ねじ切りギヤを80X22で親ねじピッチが4TPI  80/22X6.35で23.09ピッチが切れます。 内径を拡げて
キー溝を入れます。 ちなみに80×23だと22.08ピッチになります。




シャフトはタウンボックスのリアアクスルシャフトを切って使います。 アクスルシャフトはクロモリ鋼みたいな
かなり硬いので加工が大変でした。ケチらずにS45Cの丸棒を買えばよかったと後悔しました。
ウォームギヤの外径は84mmφにします。 




ウォームギヤなんて旋盤で作ったことないので悩みましたが、とりあえず歯底まで切れ目を入れていきます。





歯底まで削れたら側面を圧力角20度で削っていきます。 



少しずつ削らないと食い込んでバイトが折れます。 ねじ切りのフランクインフィードの感じで軸方向に逃がしながら切り込んでいきました。 直径方向の切込み量X tan20° なので 0.3mm切り込んで0.11mm逃がすのですが結構むつかしいです。 




最後はサンダーで磨きました。 










シーブ手直し

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シーブのプーリーがヘッドより飛び出してたのでヘッドを延長します。別にプーリーが出てても問題はないのですが
クレーンを収納する時にウインチでフックにテンションをかけたいのでプーリーが出てるとプーリーが傷む可能性があります。





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プーリーと鉄板の間にワイヤーが入ってしまう不具合があったので鉄板シムを入れてワイヤが入らないようにしました。 





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余ってた鉄板を切り出して3枚づつ計6枚入れます。 





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中央に30φの穴を開けて6枚重ねて外径をきれいにします。本当はベアリングのインナーレースが当たる部分だけ2mmほど残して端面を削りたかったのですが鉄板を重ねてるだけなのでビビりが出て端面は削るのを諦めました。
ベアリングに当たる部分はシムを入れます。





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これでワイヤーがプーリーから外れて隙間に入ってしまうことは無くなりそうです。 





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収納時にウインチでテンションをかけれるように土台にフックを付けました。走行中にカチャカチャ音がしなくなりました。






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スナッチプーリーを2個付けてクレーンのウインチで後ろ側からもワイヤーを引けるようにしました。セルフローダーとかも横置きのウインチでプーリー2個使い車を引っ張ってるので原理は同じです。

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