スバル サンバー オイル漏れ修理 TT2 4WD スーパーチャージャー付き スバル サンバートラック LE-TT2 EN07 フルタイム4WD スーパーチャージャー付き 1年ほど前にウォーターポンプからオイル漏れがあり、ウォーターポンプのパッキンが劣化してオイルが漏れてたのでウォーターポンプを交換しました。オイル漏れは直ってましたが、最近またオイルが漏れてきました。今度はヘッドガスケットです。 エンジン後部のヘッドとブロックの境目からオイルが出てきてます。 冷却水にもオイルが回っているようです。 エンジンとミッションの境目からもオイルが漏れてます。 これは1年前にも少しにじんでたのを確認してます。 このサンバーはAT車でフルタイム4WDでスーパーチャージャー付きなのでエンジンを下して修理します。 エンジンを下さなくてもできますが、下して修理した方が、確実に作業ができます。 クランクプーリーのボルトを緩めます。 インパクトで緩まなかったのでレンチにパイプをつないで延長します。 セルモーター外して、適当なサイズの鉄板を当てて回り止めにします。 ラジエターにオイルが回ってます。 ラジエターキャップにオイルと水の混じったマヨネーズ状の物が付いてます。 フロントプロペラシャフトを外します。 フルタイム4WDなのでリアだけリフトアップしてもプロペラシャフトが回りません。 前輪も少し浮かせます。 プロペラシャフトを抜くとATFが出てくるので蓋をします。 サイズの合いそうなパイプにテープを巻いてトランスファーに突っ込みます。 そしてゴム栓をして漏れ止めにします。 マフラーを外すとかなりスペースが出来ます。 ドライブシャフトを抜きます。 タイヤレバーで抜きました。結構固かったです。タイヤレバー2本使って2か所から差し込めば抜けました。 左側は少し奥に入り込んでるのでレバーをかけにくいです。 マイナスドライバーの大きい物で隙間を作ってからレバーをかけました。 5速MT4WDのドライブシャフトは奥に入り込んで無いですが、ATのフルタイム4WDのこの車は奥に刺さってるので抜きにくいです。 エアコンのコンプレッサーを外します。 配管はつないだまま紐で邪魔にならない場所に固定します。 実はエアコンは高圧パイプからガス漏れが有り効きません。 高圧パイプも最後に交換予定です。カシメの部分から漏れてます。 エアコンのコンプレッサーはスーパーチャージャー付きと無しでは位置が違います。 なので配管も長さが違います。 コンプレッサーが付く場所にスーパーチャージャーが付くのでコンプレッサーはスーパーチャージャーの後ろ側に付きます。 配線類を外していきます。 インヒビター、ATシフトワイヤー等 ウォーターホース類を外します。 ラジエターアッパー、ロワー、ヒーターホース、ATFクーラーの配管 燃料配管を外します。 リターン付きです。 ガソリンが出てくるので漏れ止めをします。 リターンのホースを外して供給側のホースを差し込みました。 アース線を外します。 3か所あります。 エンジンハーネスのカプラーを外します。 スピードメーターケーブルを外します。 ギアーごと外しました。 エンジンを吊ります。 少し吊ってからエンジンメンバーのボルトとフロント側のマウントボルトを外します。 5本外せばエンジンはフリーになります。 台車の上にエンジンを着陸させます。 トランスファーの先が車体に引っかかるので前側を少し高くして台車に乗せてから台車を後ろに引きます。 洗浄しました。 とりあえずエンジンが降りたのでばらして行きます。 エンジンとATを切り離します。 ドライブプレートを外します。 バックプレートを外すと溜ってたオイルが出てきました。 インマニとスーパーチャージャーをセットで外しました。 セットだと結構重いです。 シリンダーヘッドを外して行きます。 どこかでオイルラインと水回りがつながってたのでしょう。 ヘッドの歪はなさそうです。 オイルパンを外してベアリングキャップリアのシール交換します。 ベアリングキャップリアは液体パッキンで固着してるので簡単には外れません。 プーラーを使って外しました。 ここに2本入ってる棒シールを交換します。 棒状のシールは珍しいです。 オイルポンプを外します。 オイルポンプ内側のоリングもカチカチになってました。 ドライブシャフトのAT側のオイルシールを交換します。 Cクリップを外して。 ダストシールを外します。 オイルシールを外します。 この車は左側は奥に入ってるので長いタッピングをねじ込みくぎ抜きで外しました。5速MTのパートタイム4WDは奥に入ってないです。 タッピングがなかなか食い込まないのでドリルで下穴を開けたら簡単に入りました。 オイルシールを入れる時は塩ビ管の異径ジョイントが丁度いいサイズです。 ATのコンバーター側オイルシールも交換します。 プロペラシャフト側 クランクリアのオイルシールを入れます。 ベアリングキャップリアの液体パッキンが乾く前にオイルパンを付けます。 ウォーターポンプは去年交換したのですが、 今回はパッキンだけ交換します。 このパッキンは結構弱いみたいでオイル漏れの原因になります。 部品番号は21114KA040 オイルクーラーのパッキンも交換します。 エンジンとATをドッキングします。 コンプレッサーから出る高圧ホースはほとんどのサンバーTT、TV系は漏れてるのではないでしょうか? 今月は2台交換しました。 スーパーチャージャー付きは 73424TC080 7000円くらいです。スーパーチャージャー無し 平19年 TT2は 7342TC092 でした。年式で種類がいろいろあるようです。 一番上のがスーパーチャージャー付きで長いです。プロテクターも付いてます。 真ん中がNA用新品。 下がかなり漏れてるNA用です。 一応念のために蛍光剤を入れます。 高圧パイプ以外にもエバポレーターからも 漏れる場合があるので次回漏れたときは紫外線ライトで照らすと黄色く発光します。 エアコンオイルも補充します。 オイルもかなり抜けてると思います。 真空引き -1barでしばらく放置します。 年代物のマニホールドゲージは回すノブがすぐに壊れてしまいます。 なかなか部品が見つからないのでソケットレンチ1/4のコマの裏側が丁度いいサイズなのでノブ代わりにしてます。 インマニ下のホースは後で交換するのが大変なのでついでに交換します。 サーモスタットも交換します。 サーモからインマニに行くホースも交換。 エンジンとATをメンバーに載せます。 フルタイム4WDなのでトランスファーがちょっと邪魔です。 積むときは少しトランスファーを上げて車体に突っ込みます。 このくらいの角度が丁度入りやすかったです。 このくらいまでトランスファーを突っ込んでおいてからエンジンを吊り上げました。 前側のマウントを取り付けてエンジンメンバーを車体に付ければほぼ完了です。 エアー抜き用のホースです。 なかなかエアーが抜けない時あります。 ヒーターコアにもエアー抜きが有ります。 ラジエターキャップの所にもエアー抜きが有ります。 ラジエターにLLCを入れてからエアー抜きを行います。 エアー抜きホースを外して別の透明ホースをつないで先に重りを付けます。 透明だとエアーが見えるのでやりやすいです。 ホースの先にニップルを付けたら重りになってホースが外に出る事が無いです。 サンバーのエアー抜き要領を見ると簡単に抜けるみたいに書いてますが、 今まで簡単に抜けたことは無いです。 エンジンかけて少しアクセルを踏めば ゴボゴボとエアーが出てきました。 バケツが一杯になればラジエターに返して を何回も繰り返して、やっとエアーが出てこなくなりました。 これを怠ると後でオーバーヒートします。 最後にエアコンガスを入れて、エアコンが効くのを確認。 これで完了です。 幸いにもラジエターは詰まってなかったのでほっとしました。 サンバー4WD車のラジエター交換はちょっと大変です。 フロントデフとか外さないとラジエターが出せない構造みたいです。 投稿ナビゲーション スノープラウ 排土板 廃材利用でDIYライトエーストラック ヒーター配管交換 コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 Δ このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。