旋盤 横送り台形ネジ修理 

旋盤を使ってたら突然横送りハンドルが重くなってその後ハンドルが空回りしました。 分解してみたら台形ネジの真鍮ナットのネジ山が無くなってます。 皮一枚で噛んでたようです。  この旋盤の横送りネジは今では流通していない規格みたいです。 19φのピッチ3です。 この機会に現在の規格ネジとナットに交換します。






ネジシャフトはまだ使えそうですがピッチ3の真鍮ナットが手に入らないので交換します。 





旋盤の横送りが使えないので台形ネジを買っても加工ができません。 とりあえず応急処置でM16の長ネジと長ナットをフライス盤で加工して横送りを使えるようにします。 





M16ネジなので自動送りの内径19φのギヤは付けられません。 スラストベアリングはテーパーピンで位置決めしていました。 シムは入っていなかったけど調整はシムでするのでしょう。





M16の長ナットに丸棒を溶接。 丸棒にタップを立てて取り付けます。 






M16のネジが細いのでスラストベアリング位置決めできないためWナットとスペーサーで固定しました。






なんとか旋盤が使えるようになったので台形ネジと真鍮ナットを買いました。 20φのピッチ4 左ネジです。
ミスミで買いました。 M16は右ネジなのでハンドルの回転方向が逆で使いにくいです。





真鍮ナットの上をざぐってスペーサーを付けます。 





ナットの上の円筒部分は横送り台の穴にはまります。 





台形ネジシャフトはモノタロウで買いました。 ピッチ3から4に変わると見た目もかなり違います。





ネジシャフトのベアリング部とハンドル取り付け部を削ります。  M16ネジの横送りでも案外普通に削れます。
ただM16はピッチ2なのでハンドルの目盛りは使えません。 ダイヤルゲージを付けて削ってます。 M16の長ネジは精度は悪いです。 1回転2mmで0.05mm位は狂ってます。 




モノタロウで買った台形ネジは長さが500mmで30mmほど短くなってます。 500mmと1000mmしか売ってなかったのでけちって500mmにしました。 ハンドル取り付け部のダイス加工をタップ加工にして長さをかせぎました。





自動送りのギヤは不細工ですがネジ山を19φに削って付けました。 





上がm16ネジピッチ2 真ん中が純正の19φピッチ3 下が今回買った20φピッチ4 





シャフトが短いので一番奥に送った時にネジが外れるかもと心配しましたが、真鍮ナットが長いので外れる前に奥に当たって止まります。





ハンドルのダイヤルはピッチ3用で120等分です。ピッチ4になると割り切れなくなり1目盛りが0.033333….で使いにくいです。100等分のダイヤル目盛りを作って今のダイヤルの上にかぶせます。 





目盛板の上に新しい目盛り盤をはめ込みました。これに目盛りを刻んでいきます。






とても原始的な方法ですがエクセルで3.6度の倍数を出して100本刻みます。





捨てるタップを削って尖らしました。 キー溝を作る時に作った治具ですが目盛り切りにも使えそうです。





クイルのストッパーで長さを調節しながら短い線と長い線を刻みました。





バリが出まくります。 




パリを取れば目盛りらしくなりました。





数字を刻印しました。 曲面に刻印するのは難しいです。 本番前に端材のパイプで練習しましたが8が3になったり7が1になったりで意気消沈でした。 本番は失敗できないので大きなハンマーで打撃大で叩きました。
出来ればアルミで作りたかったのですがちょうど良いサイズのアルミがなくて鉄パイプしかありませんでした。
アルミだと加工が楽だったかもしれません。





目盛りに少し色を入れて完了です。

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