ATケース再生 パジェロミニ タウンボックス ミニキャブ 4速AT 

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パジェロミニ タウンボックス ミニキャブ などの初期の4速ATは キックダウンサーボの穴が摩耗して2速へシフトする時にドカンとショックが出るようになります。 これはオーバーホールしただけでは直らない場合が多いです。 ATケースが摩耗してしまってるのでシールリングを交換しても油圧が漏れてしまいます。直すにはATケースを新品にすればいいのですが、ケースASSYは高価なので摩耗したATケースを再生します。 
ATケース 純正品はMR486048 10年くらい前は6万円だったのですが、最近は値上がりしてます。 モノタロウの純正部品検索で見ると税込87890円でした。 
摩耗した穴をボーリングして拡げ、スリーブを挿入して再生します。 ボーリングするためにテーブルに正確にセットしなければいけません。 






芯だしをします。 基準になるオイルパン取り付け面とキックダウンサーボの穴は角度が付いてるので慎重に芯出しします。 






芯出し用のロッドがピッタリはまるようにセットします。





ボーリング完了です。 ATケースは肉厚が薄いので削り過ぎると穴があきます。






穴の奥側は径を拡げると肉厚が薄いので取り残します。 取り残した寸法とスリーブの長さを足した寸法を正確にしないとキックダウンサーボを取付けた時にスナップリングが入らなくなったりスリーブとのクリアランスが多すぎたりします。





ATケースをテストのために穴が開くまで削っていった時の画像です。少しずつ拡げていってどこから穴が開くかをテストしました。 





こんなスリーブを入れます。 あまりキツイと変形してしまうのでほどほどの嵌めあいで入れます。 





ボルトとナットで入れます。 ロックタイトのはめあい用も併用してるのでしばらく置きます。 とりあえずこれで完了です。









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