ビニールハウスの雪下ろし

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このあたりでは珍しくかなり雪が降って倉庫代わりのビニールハウスの屋根が下がってきました。

パイプが曲がるほどの重みなんですね。 2日経ってもあんまり溶けそうもないので 雪下ろしをしました。
農業用ビニールなら滑りがいいので勝手に落ちるのですが、ビニールの上からブルーシートを張って、
しかも古くなってるのでザラザラで滑らないのです。 重みでアーチが下がって勾配も緩くなってるので
余計に滑りません。 まずは勾配を戻します。 角材をジャッキ4個でアーチの頂点にかかってる縦のパイプ
を持ち上げました。 

特大の丸プランターに長いパイプを取り付けアーチとアーチの谷を掻きます。 ちょうど谷の曲線に
プランターの丸い部分が合っていい感じです。 最初は底で掻き後で逆さまにして掻きます。
プラスチックなのでシートを破る心配も無いです。

雪から2日たって他はかなり溶けてるのに何故かハウスの上はなかなか溶けません。 ストーブ炊いても
あまり溶けませんでした。 大型のボイラーなら溶けるのでしょうが。 ボイラー捨ててしまって後悔です。
この週末もまた雪でした。 今度は雪が柔らかいうちに下ろします。
雪が柔らかいのでミニトンボで下ろしました。 頂点の雪は5Mあるこの方が楽です。
シート保護のためプチプチを巻いてます。

下の方の雪は 普通のトンボに布を巻いて保護しました。

天井が波打ってます。 支柱を立てた場所だけが下がってないからです。

先に下の方の雪を下ろして あとで頂点の雪を下ろします。

1時間くらいでほとんど下りました。 

 
 
 
 
 
冬の雪も嫌ですが、もっと怖いのが台風です。2015年は台風の発生が多く7月に関西に近づく台風が来ています。 老朽化した倉庫ハウスは風速20mでも耐えられないかもしれません。 知り合いのハウスは昔、台風で
天井が地面に着くまで押しつぶされました。 山間部では風が波打って横からだけでなく上からも吹き降ろしてきます。  パイプの径と間口の広さによって強度の違いはあります。 当方のハウスは パイプ25.4mmφで
間口6Mです。 標準的なサイズです。 パイプ径19mmのハウスは台風で簡単にグチャグチャに潰れるみたいですが、25.4mmでも耐風速は25M/sくらいらしいです。  農作物のハウスなら最悪の場合、ビニールを破れば
ハウスの損壊は防げます。 でも当方のように倉庫にして使ってるとなるべくビニールを破りたくないです。
中の物を濡らしたくないですし。  とにかく台風が近づいて来てるのでハウスの補強をします。
気休めかもしれないですが、ペタンコになるのだけは防ぎたいです。
 
 
パイプをつなぐクランプです。 25.4mmのパイプと 32mmのパイプをつなぎます。これはとても便利な金具です。 規格のパイプのサイズならなんでもつなげます。 25.4mmと単管パイプもつなげます。
 
 
 
つなぐと言ってもクロスはできません。 T字かト字につなぎます。
 
 
 
 
 
今回は32mmのパイプで筋交いを入れ、センターに柱を立てます。 これは強度でそうですが邪魔になります。
台風の時だけ緊急用に入れます。
 
 
 
 
 
 
センター
の柱はビニールが張ってると上から打ち込めないので、ジャッキで天井を上げておいて柱の下に
めり込み防止の板を置きます。
 
 
 
 
 
垂直を出して、柱の固定用に短いパイプを地面に打ち込みます。
 
 
 
筋交いを入れるスペースが無い場所は、ビームを入れます。 アーチを三角形で支えます。 
これはたくさん入れれば強度は確実に増すでしょうけど、とりあえず4~5M間隔で入れてみます。
 
 
 
 
ハウスの中に内貼り用の小さいハウスがあるので訳が分からなくなっています。 この夏の台風を乗り切れば
来年はもう少し頑張って補強しようと思います。 今のビニールは農ポリで10年近く使っています。
ポリの上からブルーシート3000#をかぶせて雨漏りを防いでいます。 峰の部分はカラスがつついて穴が
開いたり、裂けたりしていますが、ほかの部分はまだ大丈夫です。 ブルーシートは1年で交換しないとだめですが。 
 

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