バネットトラック(ボンゴトラック)修理

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ニッサンバネットトラック(ボンゴ) ジャンク車です。 エンジンはかろうじでかかってますが、 酷い異音と水漏れ、オイル漏れです。 なんとか車検を受けて乗れるように修理します。







陸送屋さん40KM,程の距離を自走で走ってきました。 すごい勇気です。LLCは抜けてサビ水が少しだけ残ってた状態です。エンジンはガラガラとけたたましく音が出てます。 





ラジエターに圧をかけてみたら、ほとんど漏れてません。デスビの下を通ってる冷却水のパイプとホースの取り付け部から少し漏れてます。







パワステポンプはオイルシールが逝ってます。 







エンジンのガラガラ音はエアコンのマグネットクラッチのベアリングの音みたいです。





マグネットクラッチを分解します。 適当なM5のネジを締めこんで外します。

ギアプーラーで抜きます





やはりベアリングはゴリゴリでした。





カムシャフトとクランクのオイルシールを交換します。









カムプーリーのボルトが折れました。 誰かインパクトで締めすぎたのかな?ネジ山伸びてます。







ボンゴのタイミング合わせは年式とかで違うのかな? 番号が1234と90度ごとで書いてます。 3番で合わせるようですが、普通180度ずれてもOKなはずです。1番で合わせるとダメなのか? よく見ると1番のマークで合わせると半山ずれます。マークが山にあるのと谷にあるのとの違いです。後日タイタンダッシュのマニュアルを入手したら 2000ccの FEエンジンは 2番で合わせて ボンゴの1800cc F8エンジンは3番で合わせるようです。
2200ccのF2エンジンは1番で合わせるみたいです。 タイタンダッシュのFEエンジンはタイミングベルトも長さが違ってます。1800と2000ccはボアが同じでストロークが長くなってます。2000はブロックも少し背が高いのかもしれません。 カムスプロケットを外す時はダウエルピンが上になる位置で外すとNO1シリンダーがTOPになってます。
その位置で1800ccの場合は3番マークを合いマークに合わせます。2000ccは1番です。





タペットカバーパッキンからのオイル漏れもあったのでパッキン交換意外と綺麗なタペット回り。 もっと真っ黒なのを想像してました。









サーモスタット交換 







ステーが邪魔なので少しボルトを緩めて角度を変えます。







デスビ下のホース交換





デスビ下のホースとつながってるパイプも交換







ちょうどホースエンドあたりに穴が開いてました。







バネット、ボンゴの中古コンプレッサーを探したら、高くて手が出ません。タイタンのコンプレッサーが安くあったので買いました。部品番号は同じです。 年式でいろんなタイプがあるようです。







コンプレッサーオイルを入れます。







真空引きで、しばらく放置して漏れをチェック。 漏れ無しでした。





後日、天気の良い暖かい日にエアコンガスを入れましたが、コンデンサーファンが動いてません。 コンプレッサーは入るのですが。 気温15度くらいなのでガス2缶なんとか入りました。  ファンが回らないので高圧側がすぐにプレッシャースイッチが切れてコンプレッサーが切れます。 コンデンサファンはヤフオクで安く売ってました。交換したらコンプレッサー切れずに回ってます。 ガスの規定量は3缶くらいです。







エンジンの修理は終わって 車検整備です。 タイロッドエンドブーツ交換





アッパーのボールジョイントブーツもダメです。 ついでにロワーも交換します。





うちのタイロッドエンドプーラーはシャフトが太すぎて入りません。





しかたないのでグラインダーで削ります。 







開口部も狭いので拡げました。







かなり時間を費やしました。  たかがブーツですが疲れました。

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