バネットトラック(ボンゴ)エンジン積み替え

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走行中いきなり異音がして止まったらしいです。 点火プラグを外すと水で濡れてたのでヘッドガスケット交換することになりました。シリンダーヘッドを外して中を見るとかなり重症みたいです。 NO1シリンダーの壁には縦に酷い傷ができてます。クランクを回すとピストンからギーと音がします。 走行は約30万kmなので直すより積み替えた方が良いみたいです。 30万kmよく頑張ったと思います。




走行6万kmくらいのエンジンを買ってきました。 デリカのSK82TM用のエンジンですがボンゴ、バネット共通です。 





なぜかタペットカバーにパッキンが付いてなかったです。交換予定だったので問題ないですが、ねじ山が1か所つぶれてボルトが入らなかったのでタップで修正しました。





オイルシール類とタイミングベルトは交換します。 カムスプロケットは45度でどの位置でも付いてしまうので注意です。 1800ccはシャフトのダウエルピンが真上の位置で3のマークが上で取り付けます。 タイタンの2000ccは2番マークです。





悪名高いボンゴのサーモスタット。エンジンを積む前に交換しておきます。 今回はインマニを外して積む予定なので簡単に交換出来ます。インマニが付いてるとやりにくいです。 インマニのステーが邪魔でステーを外そうとしてもメガネレンチが入りません。運よくスパナで緩んだらラッキーです。 緩まなかったらステーのボルト1個を外してステーを反時計回りにたたいて緩めます。 しかしガスケットを剥がすのが少し大変です。今回はインマニを外したので大丈夫でした。 インマニが付いてたらエンジンを車の下に入れる時に当たるので外しましたが普通ならサーモスタット交換でインマニは外さないですから大変です。






ATのトルコンオイルシールから少しオイル漏れが有ったのでオイルシール交換します。





適当なパイプを使ってオイルシールを入れました。 奥の方に付いてるので入れにくいです。





エンジンをATとドッキングさせて積み込みます。 2柱リフトが有ればいいのですが無いのでフォークリフトとチェーンブロックで積んでいきます。





トーションバーの調整ブラケットが邪魔なのでかわしながらエンジンを車の下に入れていきます。
下した時はヘッドが付いてなかったので余裕でした。マフラーとバッテリーステーを外してるので板から70cmくらのクリアランスは出来てます。インマニ無しでエンジン高さが板から62~63cmなのでインマニ付けてても大丈夫なようです。




エンジン方向を真っすぐに回転させてレバーブロックで前方へコロ引きします。 クランクプーリーがメンバーに当たる手前で止めて後は運転席から吊ります。 





下ろすときはフォークリフトで下げるだけでいいですが積むときはエンジンメンバーのボルト穴に車体に付いてるボルトを通さないといけないのでチェーンブロックで吊りました。吊る方が微調整しやすいです。AT側はフォークリフトで上げて水平状態で上げて行きます。





エンジンメンバー取付ボルトは長くて上には抜けない構造になってます。なので少し邪魔です。クランクプーリーは外して方が良かったです。クロスメンバーの出っ張り部に当たります。 エンジンメンバーを外して積んでエンジンを吊ってからエンジンメンバーを取り付けた方が位置決めはやりやすいかもです。 





エンジンを吊る土台を置く場所が無くて悩みました。助手席側はシートの下に開口部が有るので支えられません。
シート後ろの部分にジャッキを収納するブラケットが有るのでそこへずれ止めの桟木を付けて土台の角材をコースレッドで固定しました。





エンジンとATが載ったので後は補器類を付けていきます。 






パワステのギヤラックの両側からオイル漏れが酷いのでギヤラックも交換します。 中古でS0H8-32-110Bの程度のよさそうなのが有ったので買いました。 外す前に左右タイヤ間の前側の幅を計っておきます。






ラックの寸法も測っておきました。 





ラジエターを付ける前なので簡単に交換できます。 ステアリングのインタミディエートシャフトジョイントを外すときはマーキングしておきます。 ハンドルも真っすぐ状態で固定してます。






デスビのOリングを交換してデスビを付けたら点火時期調整をします。 助手席左下のダイアグボックスのTEN端子をアースに落としてタイミングライトで合わせました。






パワステベルトのオートテンショナーは平成15年くらいで変更になってるようです。 
右側が平成15年1月登録車の11751-HA002で左は平成15年5月登録のエンジンに付いてた物 ボルト径が変わってます。11751-HA003かと思われます。 パワステポンプのステーごと交換しました。 





積み替え後、最初にエンジンをかけた時にアイドリングが不調だったのでスマホの診断アプリTORUQUE で見てみるとO2センサー電圧が0Vで張り付いてSTFTは25%までいってました。 エアー吸い込みを疑ってパーツクリーナーをあちこち吹いてみるとO2センサーの電圧が上がる場所が有ったのでよく調べるとインマニのバキュームホースが抜けてました。つなぐとアイドリングも安定したのでほっとしました。 












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