モルタルミキサー 修理 3.5切 100L モルタルミキサー おそらくタケムラテック製かと思われます。始動不良でスイッチを入れるとブーンとうなり音がして動きません。 手で少し動かすと回り出します。分解して見てみます。 モーターは東芝の0.75KW 100v/200v兼用です。 始動不良の定番と言えば始動コンデンサーのパンクか遠心力スイッチ(ガバナースイッチ)の故障です。 ついでにベアリングやオイルシールも交換します。 減速ギヤボックスからグリスが漏れてモーターに入ってしまってました。 遠心スイッチもグリスでベタベタです。接点もグリスが付いて接触不良起こしてそうです。 このオイルシールからグリスが降りてきてました。 ベアリングの外側にカラーがはまってます。 このカラーでオイルシールの内側とのシールをしています。リップが当たる部分に溝ができています。 なんとかカラーを抜いてベアリングを交換します。 カラーは逆に入れればオイルシールの傷も問題なさそうです。 ベアリングとカラーを圧入 コンデンサーは2個付いていて 始動用が350μF 運転用が40μFです。 コンデンサーはどちらもパンクしていませんでした。 遠心スイッチの接点をペーパーで磨きます。 昔の車のポイントを磨く感じです。 試運転してみたら動くことは動くのですが、普通に回転する時も有れば2秒くらいブーンと鳴ってから回転したりで完治していません。 始動用コンデンサーを在庫の物と交換してみます。400μFですが変化あるかどうか見てみました。元の始動コンデンサーは線を片方だけ外してます。交換してもやはり変化なしです。 この時 偶然にも仮付けしてた黒い方の始動コンデンサーの半田が外れて始動コンデンサー無し状態になってたのを知らずにスイッチを入れるとブーンと2秒鳴って回り出しました。始動コンデンサー無くても回るのですね。 原因は遠心スイッチに有りました。 接点は綺麗になったのですがレバーのプレートは停止時に押されてスイッチが入るようになってて、スイッチが入ると始動コンデンサーがつながる仕組みです。回り出すとスイッチが切れて始動コンデンサーが回路から切り離されます。肝心のレバーが押されてなかったようです。このレバーを曲げて調整すると直りました。 キャブレターのフロート調整みたいな感じです。 少しづつ曲げないとスイッチが切れなくなってコンデンサーがパンクします。 ミキサーの羽根が底に当たってます。 羽根位置を調整したいですがボルトが固着してます。 M10ナットですがパイプレンチで回すとブチ切れました。 切れてくれて良かったです。 鉄筋を溶接で付けてたみたいです。 バンドソーで切断しました。 横方向と高さ方向に長穴になってるので調整できます。 今回はこれで完了です。 投稿ナビゲーション 旋盤 横送り台形ネジ修理 タイタンダッシュ ミッション修理 R15 コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 Δ このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。